<和食マナー>NG事例3つ 吸い物のふた、開かない時はどうする?《公式》

大塚和成です!!!

<和食マナー>NG事例 吸い物のふた、開かない時はどうする?

(1)椀の縁を押さえて、ふたを開きやすくする

 猫の小町と申します。皆さんがお困りのことをたちまち解決していきます。第3水曜は、さまざまな場面のマナーについて「インフィニ フィニッシング アカデミー」(福岡市)の副校長本多美智子さん(51)にお助けいただきます。


 和食は目で食べる、という言葉があります。器も「料理のうち」といわれるように、料理を作って出す人は、盛り付け同様、器にたいへん気を配っています。その心をくみ取って料理をいただくことは、和食の大切なマナーです。

<和食マナー>NG事例3つ 吸い物のふた、開かない時はどうする?

(2)ふたの水滴は自然に落ちるまで待つ

●手に持ってよい器

 器を持っていただくスタイルは和食独特のもの。和食では2本の箸だけで食べ物を口に運ぶので、落としたり汁を垂らしたりしないために、手に取ることのできる器は手に持っていただきます。

 刺し身や天ぷらなどの盛り合わせ、焼き魚などの平皿、大鉢に盛られたものなどは、器を置いたまま箸をつけますが、ご飯茶椀(わん)や汁物椀、あえ物などの小鉢、小皿など手のひらに乗る大きさの器(直径10センチくらい)は手に持つ方がよいでしょう。

<和食マナー>NG事例3つ 吸い物のふた、開かない時はどうする?

(3)ふたは裏返して器の右側に置く

●器は両手で取り上げる

 ご飯、吸い物や小鉢をいただくときは、まず両手で器を取り上げ、次に箸を持ちます。割り箸の場合はあらかじめ割って、箸置きなどに置いてから器を取りましょう。

 手順は次の通りです。器を両手で取り上げて左手に乗せる▽右手で箸を持ち上げる▽器の底に添えた指の間に、箸を挟み右手を自由にする▽右手を箸頭の方へゆっくり滑らせ、箸の下にまわして持ち直す▽箸を挟んでいた左手の指を離す-。

 また器の受け渡しも両手で。よそったものを受け取った場合、すぐ箸をつけずに一度置きましょう。

 器は、体の中心より右側にあるものは右手で取り、左側にあるものは左手で取るのが基本。右側の器に左手を伸ばす行為は、服のほこりが料理に落ちたり、器をひっくり返したりする可能性があるため控えます。

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