今すぐ家で作れる(かもしれない)チーズ料理「スイル」レシピ《公式》
大塚和成です!!
Impress Watch
今すぐ家で作れる(かもしれない)チーズ料理「スイル」レシピ
写真:Impress Watch
日本の九州より少し大きい程度、という小さな国エストニア。とはいえ、九州も福岡に博多ラーメンがあれば鹿児島には白くま(アイス)があるように、エストニアにも各地でその土地の風土に合ったバリエーション豊かな食材と料理がある。
【この記事に関する別の画像を見る】
ここでは、エストニアならではのチーズ料理「スイル」の作り方とともに、各地のさまざまな料理を紹介したい。
■特殊なチーズさえあれば作れるエストニアチーズ料理「スイル」
エストニアでときどき食卓に並ぶ代表的なチーズ料理が「スイル」。家庭やレストランによって形や食感は異なることもあるが、チーズや牛乳、バターなど乳製品を主原料に、スパイスなどで味付けしたものだ。エストニアでも大好物という人ばかりではないようだけれど、材料さえあれば簡単に作ることができて、おやつにもぴったりな料理となっている。ぜひ下記の手順で作ってみてほしい。
□スイルの作り方
1. 牛乳と水を混ぜたものを火にかけておきます
2. 卵数個分に塩、砂糖、クミンを適量入れかき混ぜます
3. ここで「コフピーム」と呼ばれるカッテージチーズのようなチーズを用意します
4. 牛乳と水を温めていた鍋にコフピームを入れます
5. 分離してきたら火を止め、ザルなどでこします
6. 空になった鍋にバターを入れて溶かします
7. そこに、こしたコフピーム、卵を入れてかき混ぜます
8. 味見してみて、物足りなければ塩や砂糖、クミンなどを足して、できあがり
Toomemäe Talurestoran■おすすめは魚のアイス! タリン旧市街のレストラン2店
中世のたたずまいを残すエストニアの首都タリンの旧市街。ここには“魚のアイスクリーム”を堪能できるレストラン「Farm」がある。バルト海で獲れた魚のすり身を固め、凍らせたもので、衣として黒パンをまぶしているため、見た目はリッチなアイスバー風。なのに、味は魚という不思議な料理だ。どうしても甘いアイスクリームのイメージで口に入れてしまうが、完全に魚味でちょっと面食らう。旧市街を訪れたらぜひ立ち寄って“魚アイス”を試してほしい。
Farm
Leib RESTORAN■新進気鋭のオーナーが手がける名店と、中部タルトゥの創作料理
タリンからクルマで南下すること1時間、中部のタルトゥとのだいたい中間地点にあるレストランが「Põhjaka mõis」だ。タリンからも、タルトゥからも遠く、決して人口の多くない場所。身もふたもない言い方をすれば“田舎”だが、ランチ終了間際に訪れたにも関わらず、評判を聞きつけた人々が何組も来店していた。
オーナーのマルト・メッツァリクさんは、かつてタリンのレストランで働いていたものの、2010年に独立して数人のコックとともに今のレストランを開業。「エストニアの素材で世界の料理を」というコンセプトで経営している。エストニアに限らず、その地域の伝統料理は地元の人以外は慣れない独特の風味になりがちだが、独自のアイディアでアレンジし、万人が受け入れやすい料理に仕上げているのが特徴だ。
Põhjaka mõis
Umb Roht■セト地方で見つけた一番美味しい(主観)マッシュポテト
人や物が多く集まる大都市が点在するエストニアの北部、中部に対して、ロシアにも近い南部のセト地方はどうしても素朴な食材が多くなるようだ。それでも、さまざまに工夫を凝らし、素材の味を引き出した多彩な料理でもてなしてくれた。驚くほど質が高く量もあるのに、驚くほどリーズナブルに食べられるのもうれしい。特に「Taarka Tarõ Köögikõnõ」のマッシュポテトは絶品だ。
Taarka Tarõ Köögikõnõ
0コメント